人生前半の振り返り

38歳の私がこれまでの人生を振り返り、次へ活かすことを自分の視点から書いてみました。

私の思い上がり

 

 私は小学生のとき勉強ができた。小学校3年生から塾に通っていたからだ。学校のみんなよりも1年早い勉強をしていた。

通知表は全て一番上のオール優だった。塾で習わない体育や音楽も全てみんなよりもできたので、私ってもしかしてすごいのかもと思ったりもしていた。

4年生の全国小学生の模試で11番をとった。塾が開催しているテストで1万人以上受験する。いま思うとこれがよくなかった。

「勉強少し頑張ればどこの難関中学にも入学できるんじゃないか」という思いが沸き上がり、勉強をがんばらなくなった。

 5年生のときに中だるみがきて、もう勉強いいから早く受験させてほしいという気になった。まだあと1年もあるのか、長いなあ。という感じでガッツが沸かない。周りの子供たちはあと1年少ししかないと思って必死に成績を追い上げてくる。それでも私にはもう気力が残っていなかった。どんどん成績が落ちる、やる気がますますなくなる、の悪循環。そんなときも、いつでもやる気を出せば全国上位に入れるのだとすら思っていたのだから恐ろしい。

 それでもう、勉強は人生で頑張れるときに頑張ればいいや、という結論になってしまった。最後はラストスパートで頑張ったものの、中学受験は第1志望校に合格できずに終わる。

 いま思うと私って気が緩みやすいダメな人間ということを知る。今なら自分の事をもう少し分かっているから、スタートする時期も遅らせて自分を追い込んで勉強できたのにと思う。