人生前半の振り返り

38歳の私がこれまでの人生を振り返り、次へ活かすことを自分の視点から書いてみました。

2021-01-01から1年間の記事一覧

ピアノ

私が生まれるずっと前から、ママはピアノを弾いていた。ママは小学校の時からピアノを習っていた。電車で1時間もかかる先生のところに行っていた。ママのお母さんも付き添いで一緒に行っていて、レッスン中もそばでずっとママのピアノを聴いていたというから…

鉄板麺

中学のときに、英語で赤毛のアンの一部が教科書に載っていた。どの部分が載っていたか内容はよく覚えていない。ただ、面白いと思ったことってなかなか忘れない。 私の斜め前に座っていたゆんちゃんにいまでも感謝したい。英語の先生が、赤毛のアンの作者、L…

実技人選

中学一年生のときにクラス毎の合唱会があった。ピアノ伴奏者や指揮者もクラスで一人ずつ決めないといけない。何年も共に過ごしている仲間なら、どの子がピアノがうまいとか、指揮者向きの性格とか、なんとなく分かるものだ。でもひと月前まで別々の小学校に…

中学入学当初

中学校一年生のときは何かと刺激を受けた。中学受験を失敗して落ち込んでいた私。 周りの入学者たちは嬉しいオーラを放っていてまぶしかった。私は、自分と同じように滑り止めで入学している子と慰め合うような会話がしたいな、と思っていた。これ以上のプラ…

習い事

小学校2年生からバイオリンを習っていた。ママが自宅でピアノを教えていて、ピアノも弾いてはいたけど、ピアノを習っている子は多かったし、みんなが習っていないことを習いたかった。 同じマンションに桐朋音大のバイオリン科を卒業している人が住んでいた…

親の面接

中学受験の面接は親のみの面接もある。 お嬢様学校と言われる学校では面接で親の考え方や様子などを学校側が厳しくチェックする。 第2志望校だったお嬢様校で、ママはパンツスーツをバッチリ着こなして面接に臨んだ。これがいけなかった。 私は試験に手ごた…

縁あるところ

私とママは第4志望校の合格発表を見に来ていた。私たち親子の歩く前に母と小さなおこさんが二人で歩いていた。本人でなく妹のようだ。合格発表の掲示板を見て、「あ、お姉ちゃん合格してる!」と小さな声で叫んだ。 私も合格を確認して一安心。私と同じよう…

塾の友達

中学受験の勉強は大変だった。勉強も大変だったけれど、塾の友人関係がこの上なく悪くて大変だった。 いま思い返しえてみてこれまでで最悪の友人関係だったと言える。私は公立の小学校でトップの成績だったけれど、塾のクラスの中ではできない方だった。それ…

怪我するひと

6年生のときに長縄が流行った。 私はそのとき中学受験勉強中で、遊びでも何でも競争にしてしまっていた。 クラス10人くらいで長縄を一人一回ずつ飛んでつないでゆく。 何回続けてできたか、その記録を更新することに命をかけていた。 記録更新しそうになった…

遊び相手

小学生2年生になってから縄跳びにはまった。 前飛び、後ろ飛び、あや飛びができるようになって、二重飛び、後ろ二重飛び、はやぶさもすぐにできるようになった。 はやぶさとは、二重飛びの中にあや飛びを一回交えて入れて飛ぶもの。後ろ二重飛びとはやぶさが…

ぶたれる私

小学校低学年のときに、よく男子にぶたれた。話したこともない男子からもぶたれるから訳が分からなかった。たぶん私が何かと目立ったからだったと思う。私は勉強も運動もよくできた。そんな私が生意気でムカつくやつと映っていに違いない。 他の女の子と同じ…

通信簿

私は公立の小学校に通っていた。1年生から6年生まで通知表はオール優だった。 低学年のときによく男子に通知表を取り上げられた。スゲー、スゲーしか言わない男子。 廊下の窓に私の通知表を張り出され、偶然にも廊下にいた同級生のお母さんに見られたことも…

私の思い上がり

私は小学生のとき勉強ができた。小学校3年生から塾に通っていたからだ。学校のみんなよりも1年早い勉強をしていた。 通知表は全て一番上のオール優だった。塾で習わない体育や音楽も全てみんなよりもできたので、私ってもしかしてすごいのかもと思ったりもし…

園児たち

園庭で遊ぶのも好きだけど、涼しい木陰で怖い話をすることも大好きだった。 3人くらいで輪になって話して、誰の話が一番怖いかをきそっていた。 トイレの花子さんが流行っているときだったこともあって、色々な話が流行っていた。 みんな、自分の知っている…

ハサミムシ

住んでいたマンションの裏は林で、虫がたくさんくるところだった。 やぶ蚊やセミ、カブトムシ。ゴキブリ、ゲジゲジも。 ソファの下に、ハサミムシが何匹か出た。 お尻にクワガタ虫みたいな釜を持った虫で、毒を持っているから刺されると大変なことになる。私…

ママを一人にしないで

ママは言った「まなちゃん、ママと出かけるよ。一緒に行かないとうちで一人ぼっちになっちゃうよ。」 私は答える「行かない。ママ行ってらっしゃい。まなちゃんはずっと一人で平気。」母は寂しそうな顔を浮かべていたに違いない。

作文

小学一年生のときに作文を書いた。タイトルは定番の「私のおかあさん」だ。 1年生といったら、まだ日本語をならいたての外国人みたいなものだ。とにかくそのとき思い出せるワードを使って文を作ることしかできないと思っている。 生物として誕生してからまだ…

幼稚園中退

私は小学校に上がる前に引越しをした。引越し先は800世帯くらいの大型の新築マンションだった。 それまで通っていた幼稚園を卒園式の3か月前に退園して引越し先に移った。 新しいマンションに引越した後、小学校が始まるまでの間の3か月間だけ新しい幼稚園に…

人生はじめの記憶

私は小さいころ、おねえちゃんの背中によくかみついていた。 ママが「だめよそんなことしちゃ」としかると、私は答える。 「わかった。虫歯になるもんね。」 ママは私が虫歯になることを心配してくれていると思っている私。 どこまでも自己中心的で勘違いな…