人生前半の振り返り

38歳の私がこれまでの人生を振り返り、次へ活かすことを自分の視点から書いてみました。

通信簿

 私は公立の小学校に通っていた。1年生から6年生まで通知表はオール優だった。

低学年のときによく男子に通知表を取り上げられた。スゲー、スゲーしか言わない男子。

 廊下の窓に私の通知表を張り出され、偶然にも廊下にいた同級生のお母さんに見られたこともある。

 恥ずかしい成績でなかったけれど、私が見せびらかしているようですごく嫌な感じだった。

 でもそのお母さんは私の好きだった男の子のお母さんだったことが分かった。こんなにすごい偶然があるだろうか。

 成績が良いことよりも何倍も嬉しかった。私の通知表を盗んだ男子に心の中でありがとうだった。